自家焙煎

 

 
 

 1951年8月12日、初代社長 松本進が大阪市北区に松本興業株式会社を設立、同時にこの地で洋画専門の劇場「天満銀映会館」の経営を開始しました。この松本興業株式会社に端を発し、後に現在の松本グループ3社、松本興業株式会社、松本商事株式会社、松本フード株式会社が誕生しました。
 映画館経営は、会社設立から10年間で5館を経営するまでに成長するに至りましたが、テレビの普及が劇場に出向いていたお客様を茶の間に呼び戻すこととなりました。この映画の斜陽化と言う逆境を糧とし、喫茶店経営を軸とする松本商事株式会社の創業に至りました。我々は日常の限られた中、都会に暮らす人々に少しでも安らいでいただきたいとの願いをこめ、1963年梅田地下センター「喫茶松屋」(その後、「キーフェル」に改名)に第一号店をオープンしました。
 その日の早朝に本社焙煎室にて焙煎したコーヒーの馥郁とした高い香り、豊かな心通うサービス、そして新鮮なフルーツを使用した手作り自家製ケーキの提供など、お客様を第一とする我々の企業理念は、多くの皆様からのご支持を頂戴するに至りました。特に珈琲につきましては、1963年の創業以来、一日も欠かさずその日にお客様に提供する量のみを焙煎することで、永らくのご愛顧を頂戴しております。
 現在は大阪を中心とした全国ネットワークを構築し、約20店舗を経営しております。最高の立地、No.1ロケーションに相応しい品質と接客の相乗効果により、キーフェルの名前を高めていきたい所存です。