松本商事株式会社
設立:S38年10月1日
関西圏を中心に、東京・横浜など全国20余ヶ所において喫茶レストランを経営。コーヒーは自家焙煎にこだわり独自の配合で提供しています。コーヒーもケーキも毎朝作る新鮮なものをお客様に提供しています。飲食店でのフードメニューも充実を図っています。全店が一流の立地とワンランク上のサービスで、毎日皆様方を笑顔でお出迎えいたしております。
松本フード株式会社
設立:S58年6月 所在地:大阪市住吉区帝塚山西2-12-19
松本商事株式会社が全国展開する喫茶・レストラン専属のオリジナルフード会社。珈琲豆の焙煎と洋菓子の製造を手掛けています。キーフェルの珈琲豆は一粒一粒欠点豆を取り除いています。お客様にジャストタイムに召し上がっていただけるよう創業以来、豆の鮮度を保っています。またキーフェルで使用している珈琲生豆は全て高級アラビカ種だけ。こだわりのおいしさを求めて予断がありません。
キーフェルのケーキは、生クリームにこだわります。乳味がありながら口溶けが良く、清涼感が残るイメージにブレンドした高品質のクリームです。空気を多く含んだソフトな食感を目指し、マシンによるホイップだけではなく手立てによるホイップでクリームを仕上げます。
松本興業株式会社
設立:S30年5月
・千日前セントラル第1ビル
(東証一部上場企業の株式会社トーホーが経営する業務スーパーマーケット
「Aプライス」、その他物販店)
・千日前セントラル第2ビル
(メゾンコーポ千日前、飲食店)
・千日前セントラル第3ビル
(飲食店)
・千日前セントラル第4ビル
(飲食店等)
・メゾンドーム三軒家
(ファミリータイプマンション、全28戸)
・メゾンシティ鷺洲
(ワンルームマンション、全30部屋、その他店舗)
・天神橋松本ビル
(飲食店)
今後も引き続き、その範囲を広げつつ、施設管理に特に重点を置き、不動産業とマンション賃貸業として、かたく営業していきます。
先代会長 松本進
天満銀映会館
三泉劇場
千日前セントラル
弊社グループは映画興行に端を発し、現在は不動産賃貸業の「松本興業株式会社」、喫茶経営の「松本商事株式会社」、松本商事が展開する喫茶店「KIEFEL」にてご提供する自家焙煎コーヒーと自家製ケーキを供する「松本フード株式会社」の3社にて構成されています。
松本興業株式会社は先代会長の松本進により、昭和26年、大阪天満宮に「天満銀映会館」の開館をもって、創業いたしました。この天満銀映の閉館後の跡地に、平成18年、別の事業者にて
「天満天神・繁昌亭」が建てられ、上方文化の発信の地として、当時を彷彿とさせる賑わいを見せています。「人々を楽しませる」ことをモットーとした先代の精神は、今も尚、天満の地に色濃く根付いていることを示しています。
【映画興行と二つの経営理念】
戦後日本の数少ない娯楽の一つが映画でありました。その映画興行を生業と見定めた先代には全く相反する二つの経営理念がありました。
第一に「商売とは上向きと言ってグレードを上げていく必要がある。
質の高いものを扱うなら最高のものを扱う」
第二に「商売の鉄則として、安売りをするなら安売りに徹すること」であります。
常にお客様の立場で、お客様の喜びの為にとの一心で先代は経営に没頭しておりました。
まず最初に第二の経営理念の実現に着手し、それが天満銀映会館の運営でありました。当時の主流は邦画封切館が1本80円のところ、3本50円の料金設定が功を奏し、天満銀映会館は
連日満員の大盛況を得ました。
そしてこの第二の理念を完遂した後、第一の経営理念の実行に取り組み、見事成功させました。ロードショー館を目指すという先代の永年の悲願は1957(昭和32)年、現在の本社所在地である中央区難波千日前にて「千日前セントラル」の開館にて達成されたのであります。全盛期は映画館を5館経営するに至りました。東宝、松竹、東映、ヘラルド等大手が経営する映画館が殆どの中、個人でのロードショー上映は至難の業であったと推測します。
時代は流れ、2006(平成18)年、約50年の時を経て時代の波と共に惜しまれつつ閉館いたしましたが松本興業が戦後、激動の時代を生きた日本人の生活に光明をもたらしたことは人々の記憶に刻まれることでしょう。
また、先代は、大阪地下センター商店会連合会会長をはじめ、大阪商工会議所の副会頭、通産省の中小企業安定審議会委員や内閣規制緩和検討委員会の専門委員を委嘱され、「ミスター
中小企業」とも呼ばれた辣腕の持ち主でもありました。
【映画興行から不動産賃貸業へ】
このように映画興行をルーツとした松本興業株式会社は、現在は中央区・北区に商業ビル、大正区・福島区にマンションを所有し、現在は不動産賃貸業として固く経営を続けております。
特に、弊社の第一~第四ビルが立地する道具屋筋から日本橋地域は、裏なんばと呼称され活況を呈しております。その端緒となったのが、当社テナントの業務用食品スーパーのAプライスであります。
平成18年、千日前セントラル劇場が時代の流れと共に閉館後、弊社がAプライスを誘致し、結果、食材の仕入先が徒歩圏内、かつ随時必要量を調達可能であるという利点は個人商店を誘致しやすい環境を導きました。弊社所有の第1ビル~第4ビルには数店舗が入居、道具屋筋へのお客様の引きこみの役目となり、10年前より界隈は一変の様相となりました。追加要因として高島屋大阪店の東館増床や信号の敷設による人の流れの変化も挙げられます。また、近年のインバウンド効果でこの界隈は訪日外国人の姿も多く見受けられ、2018年10月のなんばスカイオの開業も、難波の新たな追い風になると存じます。
当社も不動産賃貸業展開を推進することで難波の再開発に寄与、大阪ひいては関西の南の玄関口として、日本を代表する観光商業地域としての資源の確保に邁進し、先代の遺志を次代へ継承してゆく所存です。
景気の浮遊感、消費税増税、少子化による社会福祉制度の脆弱化への危惧等、現在の日本は購買力の低下、消費欲の減少と我々にとって厳しい時代の渦中にあります。しかし、この局面に
臆することなく、お客様視点を第一とし、先代が掲げた弊社経営理念の筆頭に掲げる「信用」の着実な積み上げが盤石な経営に繋がり、帰着点として日本経済の活性化の一助となることを確信する次第です。
(S26) | 1951 | 8月 | 松本興業社設立 | |
(S38) | 1963 | 6月 | 松本興業株式会社に名義変更 | |
(S39) | 1964 | 11月 | 大阪市北区梅田の梅田地下センターに「喫茶松屋」1号店をオープン | |
(S41) | 1966 | 7月 | 大阪市北区ドージマ地下センターに「喫茶松屋」ドージマ店をオープン | |
12月 | 千日前セントラル新館竣工 | |||
(S43) | 1968 | 11月 | 大阪市天王寺区のアベノ地下センターに「喫茶松屋」アベノ店をオープン | |
(S44) | 1969 | 11月 | 大阪市北区の阪急三番街に「喫茶松屋」三番街店をオープン | |
(S46) | 1971 | 12月 | 大阪市南区難波のミナミ地下センター(虹のまち)に「喫茶松屋」虹のまち店をオープン | |
(S48) | 1973 | 11月 | 「喫茶松屋」三番街店を移転拡張し、再オープン | |
(S49) | 1974 | 11月 | 堺市泉ヶ丘の泉北ニュータウン泉ヶ丘に「喫茶松屋」泉ヶ丘店をオープン | |
(S52) | 1977 | 8月 | 大阪市北区阪急グランドビル30階に「ラウンジ松屋」32番街店をオープン | |
12月 | 「喫茶松屋」虹のまち店を改装し、「ラウンジ松屋」とした | |||
(S54) | 1979 | 2月 | 「喫茶松屋」ドージマ店を改装し、「ラウンジ松屋」とした | |
(S55) | 1980 | 3月 | 大阪市南区難波のなんばCITY2階に「ラウンジ松屋」なんばCITY店をオープン | |
9月 | 横浜市のダイヤモンド地下街に「喫茶館ロイヤル松屋」横浜店をオープン | |||
10月 | 大阪市北区のナビオ阪急5階に「喫茶館キーフェル」ナビオ阪急店をオープン | |||
(S58) | 1983 | 3月 | 「喫茶松屋」ウメダ店を改装し、「喫茶館キーフェル」とした | |
(S59) | 1984 | 3月 | 大阪市南区の南街シネロジーに「喫茶館キーフェル」南街店をオープン | |
4月 | 堺市の堺東アップル地下1階にオープンサンドとクレープの店「カーメルビレッヂ」堺東店をオープン | |||
(S60) | 1985 | 2月 | 「喫茶松屋」アベノ店を改装し、「喫茶館キーフェル」とした | |
6月 | 「喫茶館ロイヤル松屋」横浜店を改装した | |||
(S61) | 1986 | 10月 | 「喫茶館キーフェル」ウメダ店を改装した | |
(S62) | 1987 | 10月 | 東京日比谷シャンテ地下1階に「喫茶館キーフェル」日比谷店をオープン | |
(S63) | 1988 | 11月 | 「ラウンジ松屋」なんばCITY店を改装し、「喫茶館キーフェル」及び | |
カレーハウス「カーメルビレッヂ」の2店鋪に分けた | ||||
(H2) | 1990 | 3月 | 大阪市中央区京橋の京橋コムズガーデン地下2階に「ハーゲンダッツ」京橋店をオープン | |
5月 | 阪急三番街大改装に伴い「喫茶松屋」三番街店の場所を移転し、「喫茶館キーフェル」とした | |||
10月 | JR札幌駅前パセオ地下1階に「喫茶館キーフェル」札幌店をオープン | |||
(H3) | 1991 | 7月 | 東京渋谷区渋東シネタワー2階に「喫茶館キーフェル」渋谷店をオープン | |
(H4) | 1992 | 9月 | 「喫茶館ロイヤル松屋」横浜店を改装し、「喫茶館キーフェル」とした | |
(H5) | 1993 | 6月 | 虹のまち大改装に伴い、「喫茶松屋」虹のまち店を改装し、「喫茶館キーフェル」とした | |
(H6) | 1994 | 3月 | 阪急グランドビルの「ラウンジ松屋」32番街店を改装し、「喫茶館キーフェル」とした | |
5月 | アップル地下部分大改装に伴い、「カーメルビレッヂ」堺東店の場所を移動し、「喫茶館キーフェル」とした | |||
9月 | 関西国際空港北ウィング内に、「ナイスウィング」関西国際空港店をオープン | |||
(H7) | 1995 | 2月 | 「喫茶館キーフェル」アベノ店を拡張改装し、再オープン | |
5月 | 「ラウンジ松屋」ドージマ店を改装し、「喫茶館キーフェル」と 「カフェ松屋」の2店鋪に分けた | |||
7月 | カレーハウス「カーメルビレッヂ」なんばCITY店を改装し、カフェ&カリー「松屋」とした | |||
(H9) | 1997 | 2月 | 喫茶「松屋」泉ヶ丘店を改装し、「喫茶館キーフェル」と「カフェ松屋」の2店鋪に分けた | |
3月 | 九州の福岡天神に「喫茶館キーフェル」福岡天神店をオープン | |||
5月 | 大阪市中央区クリスタ長堀に「カフェ松屋」長堀店をオープン | |||
10月 | 「喫茶館キーフェル」横浜店の場所を移転し、「キーフェルティールーム」とした | |||
10月 | 京都三条の公楽会館1階に「キーフェルティールーム」京都三条店をオープン | |||
(H10) | 1998 | 6月 | 大阪市北区ドージマ地下センターに、焼き立てパンとコーヒーの店「 ベーカリー&カフェ神戸屋」 | |
パインフィールド店をオープン | ||||
11月 | 大阪市北区HEP FIVEの4階に「キーフェルティールーム」阪急ファイブ店をオープン | |||
11月 | 千日前セントラル第一ビル 土地購入 | |||
12月 | メゾンドーム三軒家竣工 | |||
(H11) | 1999 | 7月 | 京都阪急百貨店7階セブンエイトに「喫茶館キーフェル」京都四条河原町店をオープン |
(H12) | 2000 | メゾンシティ鷺洲竣工 | ||
5月 | 阪急グランドビル31階にドリア・グラタンの専門店「星のテラス」32番街店をオープン | |||
6月 | 「喫茶館キーフェル」ウメダ店を改装し、喫茶館キーフェルの集大成として「喫茶館キーフェルグローバルクラブ」とした | |||
(H13) | 2001 | 2月 | ホワイティ ウメダの泉の広場に「喫茶館キーフェル 泉のテラス」ウメダ店をオープン | |
11月 | 「喫茶館キーフェル」と「カフェ&カリー松屋」なんばCITY店の2店鋪を改装し、 | |||
「喫茶館キーフェルグローバルクラブ」と「カフェPINO」とした | ||||
(H14) | 2002 | 9月 | ドージマ地下センター大改装に伴い、「喫茶館キーフェル」と「カフェ松屋」ドージマ店をオープンした | |
11月 | 「カフェ松屋」長堀店を改装し、「Cafe MATSUYA」とした | |||
11月 | 大阪市北区ドージマ地下センターに「Cafe MATSUYA」ドージマ店をオープン | |||
(H15) | 2003 | 6月 | 「ナイスウィング」関西国際空港店を「キーフェル」と改称した | |
7月 | 大阪市中央区なんばウォークに「KIEFER COFFEE」なんばウォーク店をオープン | |||
(H16) | 2004 | 2月 | 「Cafe MATSUYA」ドージマ店を改装し、「KIEFER COFFEE」とした | |
4月 | 大阪市中央区なんなんタウンに「喫茶館キ−フェルなんばテラス」をオープン | |||
5月 | 関西国際空港に「松屋エアポートカフェ」をオープン | |||
11月 | 「喫茶館キ−フェル」渋谷店を改装し、「喫茶館キーフェルグローバルクラブ」とした | |||
(H18) | 2006 | 7月 | なんなんタウンの大改装に伴い、「喫茶館キーフェルなんばテラス」を改装し、 | |
「kiefer cafe dining」なんなん店とした | ||||
9月 | 千日前セントラルビル内「千日前セントラル劇場」閉館 | |||
11月 | 千日前セントラルビル内「千日前セントラル劇場」を改装、テナントとして業務用スーパー「Aプライス」オープン | |||
12月 | 「喫茶館キーフェル」なんばウォーク店を改装し、「kiefer cafe dining」なんばウォーク店とした | |||
(H19) | 2007 | 千日前セントラル第二ビル購入 | ||
3月 | 「喫茶館キーフェル」32番街店を改装し、「kiefer cafe dining」32番街店とした | |||
3月 | 「カフェPINO」堂島店を改装し、「CAFE PINO NEW YORK」堂島店とした | |||
11月 | 「喫茶館キーフェル」三番街店をミニ改装し「KIEFEL」三番街店とした | |||
12月 | メゾンドーム三軒家第一次改装 | |||
(H20) | 2008 | 10月 | 「喫茶館キーフェル」アベノ店を改装し「kiefer cafe dining」阿倍野店とした | |
(H21) | 2009 | 1月 | 髙島屋大阪店増床にともない、髙島屋3階に「カフェキーフェル ボワセゾン」をオープン | |
同時に、なんばCITY店は「KIEFEL」として再オープン | ||||
(H22) | 2010 | メゾンシティ鷺洲改装 | ||
(H23) | 2011 | 千日前セントラル第三ビル購入 | ||
6月 | ファミリーマート ドーチカ店 オープン | |||
9月 | 大阪市中央区なんばウォークに「KIEFEL COFFEE 1963」をオープン | |||
(H24) | 2012 | 天神橋松本ビル竣工 | ||
天神橋松本ビル内テナント(飲食店)オープン | ||||
10月 | 阪急うめだ本店9階祝祭広場に「Kiefel coffee café le pin」をオープン | |||
(H25) | 2013 | 8月 | なんばウォークの「KIEFER COFFEE」を拡張・改装し「KIEFEL COFFEE」とした | |
10月 | あべのハルカス近鉄本店ウイング館6階に「Kiefel coffee café le pin」をオープン | |||
(H29) | 2017 | 1月 | 千日前セントラル第四ビル購入 | |
10月 | 関西国際空港「松屋エアポートカフェ」を改装し、「KIEFEL」としてオープンした | |||
(R2) | 2020 | 6月 | 千日前セントラル第五ビル竣工 | |
(R3) | 2021 | 3月 | 阪急うめだ本店9階祝祭広場「kiefel coffee café le pin」契約満了により閉店 | |
(R4) | 2022 | 秋 | ららぽーと堺(仮称)に新規出店予定 | |
(R5) | 2023 | 春 | ららぽーと門真(仮称)に新規出店予定 |